ゴルフの課題をクリア!ゴルフ練習場で日焼け止めを屋外活動時間の長い女性に向けてサンプリング

女性ゴルファーにとって、紫外線対策は意外と見過ごされがちな課題です。ゴルフはプレイ時間が長い。それだけ肌が紫外線にさらされる時間も長くなる。そこに着目し、今回はゴルフ練習場という場所を選んでサンプリングを実施しました。ゴルフ練習場には、週に何度も顔を出すような常連利用者が多くいます。

そういった方々とスタッフの間には、自然と会話が生まれやすい関係値があります。その関係を活かして、スタッフから直接サンプルをお渡しする形をとることで、「知らない人から渡されたノベルティ」ではなく、「信頼できる人から紹介された商品」として受け取っていただける環境です。加えて、定期的に通う利用者から使用後の感想をヒアリングできる仕組みも設けました。通常のサンプリングでは配り切りで終わってしまうケースが多いなか、継続的な接点を持てるゴルフ練習場だからこそ、商品開発にも活かせるリアルなフィードバックを得ることができました。

商品特性・方向性

今回サンプリングした日焼け止めは、SPF50+/PA++++という高いUVカット性能を持ちながら、肌への負担を抑えることにこだわった設計になっています。紫外線はもちろん、さまざまな粒子から肌を守りつつ、メラニンの生成を防いでシミやソバカスのケアにもつながります。「しっかり守りたいけれど、肌荒れはしたくない」という女性の本音に応えるような商品です。

案件概要

プロモーション目的 日焼け止めは、ドラッグストアに行けば棚に多数並んでいます。種類が多すぎて、結局どれを選べばいいかわからないまま、なんとなくいつもの商品を手に取るという購買行動をしている方は少なくないです。今回のサンプリングは、商品の効果を実感しやすいアクティブな女性への接点をつくること。体験を通じて商品の良さを知っていただき、購買につなげることを目的としました。
施策内容 ゴルフ練習場のスタッフから、女性利用者にサンプルセットを手渡しする形で配布しました。ただ渡すのではなく、できる範囲でスタッフからひと言添えてもらっています。その小さな工夫が、受け取る側の印象を大きく変えます。「ラウンドのときにぜひ使ってみてください」というひと声があるだけで、サンプルがノベルティではなく、紹介された商品として受け取られるようになりました。
効果 実際にラウンドで使用された方からは、「伸びが良い」「色がつきにくい」といった声をいただきました。配布のタイミングは冬に近い時期でしたが、それでもゴルファーは日焼け止めを使っている。そのことが、かえって商品の必要性をリアルに伝える結果になりました。季節を問わず使える商品として、強く印象に残るサンプリングになったと感じています。

 

ゴルフユーザーの変化

この施策を企画する段階で、まず確認したのがゴルフ人口の変化でした。2020年以前はゴルフ人口が減少傾向にあったのですが、近年は再び増加に転じています。なかでも顕著だったのが、女性ゴルファーの増加です。

以前は「男性のスポーツ」というイメージが強く、女性が始めるにはハードルが高い競技でした。道具にお金がかかる、服装のルールが難しい、そもそもどこで始めればいいかわからない。そういった声を実際に耳にすることも多かったです。ところが今は、女性専用スクールや初心者向け体験レッスンが全国に広がり、状況はかなり変わっています。

コロナ禍で「密を避けられるスポーツ」としてゴルフが注目されたことも、この流れを加速させました。屋外で、距離を保ちながらできる。それだけの理由で、それまでゴルフと縁がなかった女性層が一気に流入しました。この時期に始めてそのまま続けている方が今回のターゲットに重なる部分も大きく、施策を設計する上でも重要な背景情報になりました。

ゴルフウェアのデザインが大きく変わったことも見逃せません。機能優先だった従来のウェアとは違い、今はファッションブランドがこぞっておしゃれなゴルフウェアを展開しています。SNSでゴルフ女子の投稿が増えたことも相まって、「やってみたい」と思う入口が増えています。女性限定のカジュアルなゴルフコンペが各地で開催されるようになったのも、そうした流れの延長線上にあります。

こうした変化を踏まえると、女性ゴルファーへのアプローチは市場が広がっている途中だからこそ、早い段階で接点を持っておくことに意味があります。

購買に繋げるためのゴルフ練習場利用者とのコミュニケーション

今回の施策でゴルフ練習場を選んだ理由のひとつが、利用者のリピート率の高さです。何度も来る方が多く、スタッフとの間に関係が築かれています。一度きりのイベントと違い、プロモーション期間中に同じ方と複数回接触できる。これは単純なようで、認知の積み上げ方として大きな違いがあります。

ゴルフ場と練習場では、スタッフと利用者の距離感がまったく異なります。ゴルフ場のスタッフ対応はどちらかといえばフォーマルですが、練習場は顔なじみの関係になりやすい。今回の施策でも、スタッフから自然な流れでサンプルを手渡してもらうことで、受け取った方の反応が明らかに違いました。同じ商品を渡すにしても、誰から渡されるかで印象は変わります。

ゴルフに直接関連する商品であれば、会話のきっかけにもなりやすいです。今回の日焼け止めも「ラウンドのときに使ってみてください」というひと言が自然につながりました。ゴルフと直接関係ない商品であっても、利用者が健康意識の高いアクティブ層であることを踏まえれば、切り口次第で十分に関心を引けます。要は、その場の文脈に商品をどう乗せるかです。

インストラクターからレッスンを受けている利用者は、特に信頼関係が深い層です。定期的にマンツーマンで関わっているからこそ、インストラクターが勧めるものには素直に耳を傾けてもらいやすい。今回の施策でもその傾向は実感としてありました。配布数だけでなく、その後の購買行動に影響が出やすいのがこの層の特徴です。

ゴルフ練習場 日焼け止め配布2

顧客層のニーズ理解を深められる

今回の施策を通じて改めて感じたのは、ゴルフ練習場が「聞ける場所」だということです。サンプリングは通常、配って終わりになりがちです。ところが定期的に通う利用者が多い練習場では、後日「使ってみましたか?」と続きの会話ができます。アンケートでは出てこない、使ってみて初めて気づいたことや、続けて使ったことで変わった印象を直接聞けました。

特定のゴルフ場でプロモーションをすると、利用者の層がどうしても偏ります。その点、練習場は初心者からベテランまで幅広い。年齢も職種もバラバラな方々から意見を集められたことで、商品に対する反応の幅を把握できたのは収穫でした。全国の練習場で同様の展開をすれば、地域ごとの傾向の違いも見えてくるはずです。

また、これはゴルフ関連商品に限った話ではありません。「スポーツを習慣にしているアクティブな層の声を集めたい」という目的があるなら、ゴルフ練習場はその入口として十分に機能します。ゴルファーというくくりを超えて、生活習慣や健康意識の高い層へのアプローチチャネルとして活用できる場所です。

顧客フィードバックの収集と活用

今回の施策で特に意識したのは、フィードバックをどう拾うかという設計でした。サンプリング直後の反応と、しばらく使った後の反応では、内容がまったく違います。「手に取った瞬間の感触」や「最初に使ったときの印象」は、時間が経ってからでは聞けない情報です。スタッフが直接感想を聞き取るルートに加え、QRコードからアクセスできるアンケートも用意することで、現場では聞き取りにくい本音も回収できました。

集まった声は、数字に整理する前にまず「なぜそう感じたのか」を読み解くことが大切です。「伸びが良い」という評価のひと言ひとつとっても、その背景にある使用シーンや比較対象を掘り下げると、次の商品設計や訴求軸のヒントが見えてきます。今回得られたフィードバックは、単なる満足度データではなく、商品開発にも活かせる一次情報として機能しました。

ゴルフ練習場でのサンプリングは、商品を知ってもらう場であると同時に、使った人のリアルな声を集められる場でもあります。この両方を同時に設計できることが、この施策の本当の価値だと感じています。サンプリングをご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。