<2025年5月16日>
幼稚園のサンプリングは他のルートサンプリングと比べて大きな違いがあります。本コラムでは幼稚園サンプリングがなぜ他のルートサンプリングとどういったポイントが違うのか、本コラムではそのポイントについてご紹介します。
幼稚園サンプリングのここがすごい
ルートサンプリングは特定の施設、場所でチラシや商品などの販促物を配布し、ターゲットに商品あるいはサービスの認知体験機会を生み出す広告手法です。昨今はデジタルマーケティングが市場規模を拡大していますが、全く違うアプローチ方法であるリアルプロモーションの幼稚園・保育園・こども園のルートサンプリングも注目を集めています。デジタルではなく、アナログな手法のサンプリングがどういった点を評価いただけているのか掘り下げて解説します。幼稚園サンプリングはターゲットが明確になっているだけでなく、多数にアプローチできるだけでなく、ほかに大きな特徴が３つあります。
1つ目の違いは
渡し手と受け手の信頼関係です。保護者は子どもを入園させるために幼稚園についてさまざまなことを調べ、訪問をして園や先生、指導について見学したうえで入園を決めており、入園前から良好な関係を作ります。
入園後も保護者は来園する機会も多く、園の行事やイベント、保護者会などさまざまなタイミングで園を見ることになるため、先生方の対応を見て園や先生に対しての信頼を深めます。また、子どもは毎日幼稚園に通園し、友達や先生、園での出来事などを保護者に話します。保護者が見ていないシーンで先生がどういった行動や指導を行っているのか知ることになります。子どもが毎日楽しく通園できているのか保護者は強く感じられるため、子どもからの情報発信でも園や先生に対しての信頼向上になり、渡し手と受け手の信頼関係構築につながっています。
2つ目の違いは
受け手側のコミュニティメンバー同士の繋がりが強いことです。幼稚園は園児、保護者ともにコミュニケーションをとる機会が多くなります。毎日通園している園児はもちろんですが、保護者もママ友コミュニティなどのグループが形成されているため、サンプリングを行うことで商品やサービスを中心とした話題が生まれ、商品の関心を高めることに繋がります。また、ママ友コミュニティのあり方は時代とともに変化しつつあり、昨今は同じ園・地域のママだけなく、SNSなどを通じてネット上でもママ友コミュニティが形成されています。SNS上のママ友は同年代の子を持ち、似た悩みを持っている保護者同士だからこそ相手に対して親近感を持っています。そのため、サンプリングでアプローチを行い、商品を体験したママからネットでの情報発信を行っていただくことで、サンプリングで商品を体験していないママの商品への関心を引き出せます。
このようにママはオンライン・オフライン問わず強い関係でコミュニティを形成しているため、幼稚園・こども園でのサンプリングは話題喚起に繋がりやすいだけでなく、効果的な商品アピールにつながります。
３つ目の違いは
子どもから商品のアピールを行うことでより効果的な商品アピールになることです。保護者が子どものために買う食品・飲料・菓子・玩具など、どういった商品であっても子どもがどういった反応を示すかで今後の購買率に大きく関わってきます。サンプリングを実施することで子どもに商品を体験してもらえるため、保護者は子どもが商品を与えることでどういった反応を示すのか見ることができます。また、商品の評価が高ければ子どもから園で貰ったお菓子をまた食べたい、他のシリーズの玩具も欲しいなど商品に対してのアピールを保護者に行います。退園後に一緒に子どもと保護者で買い物に行く家庭も多くいらっしゃるため、子どもからの後押しで保護者も商品を手に取りやすくなり、購買促進に繋がります。
このように幼稚園サンプリングは他のルートでのサンプリングとは違う特徴を持っています。サンプリングを展開することでSNSでの情報拡散も見込めるなど、幼稚園でサンプリングを展開することで商品の認知拡大、情報発信、購買促進が図れます。
幼稚園サンプリングでより効果を高める方法は？
通常のサンプリングではお迎えのタイミングや自由時間などで配布を行うことが多くなりますが、幼稚園では4月の入園式からはじまり、3月の卒園式までさまざまな行事が行われているため、園の行事時期にあわせて展開するのがおすすめです。園の行事で展開すると、出し物やイベントのプレゼントとして商品を渡していただけるため、ターゲットの印象に残る形で展開することができます。一年を通してさまざまな行事があるため、商品にあったイベントがある時期での展開をオススメしています。園ごとによって行事のシーズンは違いますが、弊社ではこれまでの実績から園イベント内容、イベントの時期をおおまかに把握していますので、効果を高めた幼稚園サンプリングを実施することが可能です。
幼稚園サンプリングと保育園サンプリングは違う？
幼稚園であっても保育園であっても、子ども、ママやパパをターゲットにできる部分は共通していますが、もっと細分化してみると違う部分も多くあります。園児の年齢は幼稚園が満３歳～満６歳、保育園の園児は０歳から満５歳までが通園しています。例えばスキンケアについていえば０歳から２歳程度では自分だけでできるスキンケアは多くありません。しかし、幼稚園であれば多くの園児が自分でスキンケアを行うことができ、言葉もしっかり話せる子も多くなってきます。親子に向けて同時に商品をアピールしたい場合は幼稚園に限定したアプローチした方が反響は得やすくなります。最終的にどういった反響を求めるのかでも幼稚園と保育園を切り分けて展開する必要が出てくることもあります。
では、次に保護者は幼稚園と保育園で属性に違いはあるのでしょうか。
保護者の年齢は幼稚園も保育園も母親が33歳、父親が36歳程度とほとんど変わりませんが幼稚園の保護者は両親がともに就労していない家庭が多く含まれている可能性があることです。専業主婦や短時間労働の保護者がいる家庭に向けた商品であれば幼稚園でのサンプリングがマッチしています。
まとめ
これまでお伝えしてきた通り、幼稚園でのサンプリングは信頼関係を構築できているため、商品の信頼性、口コミ効果が期待できるプロモーションになります。また、施設としての属性もはっきりしており、教育機関という信頼のおける施設は、安心・安全に効果的なプロモーションを展開することができます。
子ども、ママやパパに向けたプロモーションはぜひ幼稚園サンプリングをご検討ください。
